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占星術における惑星の読み方

ホロスコープの読み方 入門編⑥

天体はどの星座(サイン)に位置しているかによって性格が違う

雑誌やテレビの星占いは、「牡羊座のあなたは〜」「水瓶座のあなたは〜」 そんな感じで書かれています。つまり星座がメインの占いなのです。

しかし本来の占星術はそうではありません。
占星術で中心的な役割を担うのは、星座ではなく惑星(天体)です。
星座はあくまでも惑星の性格に色づけをするに過ぎません。

上の例を惑星がメインになるよう書き直すならば、
あなたの太陽は牡羊座にあるので〜」「あなたの太陽は水瓶座にあるので〜
とするのが本来は正しいのでしょう。

・・さて、本題に入って行きたいと思います。
それぞれ個性的な性格を持つ10天体ですが、"ホロスコープのどの星座にいるか"
によって同じ天体でも性格がかなり変わってきます。

第四章で星座のざっくりしたイメージを書きましたが、
天体は自分がいる星座の性質を帯びるのです。
これが占星術の面白いところです!

では例を見て行きます。

あなたの太陽はどんな性格?

例えば太陽を見てみましょう。
太陽は約1年でホロスコープを反時計周りに一周します。
その間、太陽は牡羊座から魚座までの12星座を順次通過していきます。

ホロスコープの太陽の図

皆さんが、"自分の星座"だと思っているのは、あなたが生まれた時に太陽がいた星座のことでしたね。 上のホロスコープだと、太陽はさそり座にありますので、この時期の生まれの人はさそり座となります。 

以下は1年を通して、太陽が特定の星座に滞在する大まかな期間です。

・太陽が牡羊座にあるのは、3/21 〜 4/19
・太陽が牡牛座にあるのは、4/20 〜 5/20
・太陽が双子座にあるのは、5/21 〜 6/21
・太陽が蟹座にあるのは、6/22 〜 7/22
・太陽が獅子座にあるのは、7/23 〜 8/22
・太陽が乙女座にあるのは、8/23 〜 9/22
・太陽が天秤座にあるのは、9/23 〜 10/23
・太陽がさそり座にあるのは、10/24 〜 11/22
・太陽が射手座にあるのは、11/23 〜 12/22
・太陽が山羊座にあるのは、12/23〜 1/19
・太陽が水瓶座にあるのは、1/20 〜 2/18
・太陽が魚座にあるのは、2/19 〜 3/20

※人によっては例えば8/22などの境界に生まれて獅子座か乙女座か分からないって人もいるかと思います。 正確に自分の星座を知るのは簡単です。出生時のホロスコープを作って太陽がどの星座に位置しているかを見ればいいのです。

さて、4月10日生まれの人は、生まれた時の太陽は牡羊座にあります。
そのため、牡羊座的な性質を帯びた血気盛んで勇猛な太陽を持つ事になります。

一方、3月10日生まれの人の太陽は魚座なので、その人の太陽は魚座的な性質を帯びるのです。慈悲深く、優しい太陽となるでしょう。

太陽は人生の目標を達成するエネルギーの源、社会で活動する表向きの自分でしたね。
その性格は生まれた時期によってこれほどまで違ってくるのですね。

そして太陽以外の9個の天体についても同様の事が言えます。
金星も火星も、水星も木星も、生まれた時のホロスコープの位置していた星座の性格を帯びるのです。

10個の天体の性質をひとつひとつ見て行きたいところですが、尺が無いので(言い訳)別の機会に譲りたいと思います。 どこかにまとめる予定ですのでお待ち下さい。

次はハウスについて書いて行きます。
ハウスは一見するとサインに似ていますがまるっきり違うのでご注意を!


>>ハウスが分かるとホロスコープが具体的に読めるようになる♪


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