ホロスコープ読むために必要な能力とは?
いくら細かくわけてもホロスコープは見えてこない
ホロスコープを読むとはどういう事か?
すごく基本的なことに思えますが、実はとても深い問題です。
星座や惑星、ハウスやアスペクトの意味をひたすら詳しく追求していけばホロスコープが読めるのでしょうか? わたくしYodaはそうは思いません。
もちろん、沢山の知識があるに越したことはないでしょう。
小惑星やサインの度数など詳細な知識や、象意を詳しく研究することは大切です。
しかし、それだけではホロスコープを読む事は出来ないのです。
なぜなら、ホロスコープを読むということは、・・
「全体性をもったまとまり」を見つけること
を意味するからです。
そのためには、具体化するのではなく、その逆の抽象化すること。
細分化するのではなく、バラバラの象意を統合する作業が必要不可欠なのです。
全体は部分の総和ではない
バラバラの象意を統合する、とは一体どういうことなのか?
例として、下の図を見てみましょう。
あなたは「石の上にも三年」ということわざを読み取れたでしょうか?
ホロスコープを読むのは、これにちょっと似ています。
つまり、バラバラの要素を繋ぎ合わせて、意味を見いだすわけです。
ここでのポイントは、ひとつひとつの文字をいくら詳しく分析しても全体の意味は分からないということです。
もちろん「石」という単語の読み方や意味を知らなければ話になりません。
しかし、だからといって「石」についてすごく知っていたとしても全体の意味が分かるわけではないのです。
例えば、wikipediaで「石」について調べてみると以下のような情報が出てきました。
・石とは、岩より小さく砂よりも大きい、鉱物質のかたまりである。
・石とは、何らかの原因で岩が割れていくらか小さくなったもの。
・特に小さな石は小石(英語ではpebble)と呼ばれる。
「石」についての情報を、いくら詳しく分析しても「石の上にも三年」という全体像は見えて来ませんよね。
以上の例から、ホロスコープを読む際には、部分にとらわれ過ぎず全体を見ようとする意識がとても重要になることがお分かり頂けると思います。
まとめ
占星術の基本的な知識が身に付いたら、ホロスコープの全体像をつかむ練習を自分なりに試行錯誤してみることが大切です。
例えば、惑星を擬人化して自分なりにストーリーを作ってみるのも良いでしょう。
また、上級者がどう読んでいるのかも参考になります。