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月の満ち欠けは、人間の感情のようなもの

〜基本10惑星 その2〜

〜西洋占星術における月の意味〜

月

月は、感情と心を司る惑星です。

人は幼児期に周囲の環境を通して人格の基礎を形成していきます。
その人のクセや本人が意識せず自然にしている事、習慣や物事に対する態度などは月が担います。

また満ち欠けを繰り返す月の様子は、人の感情の起伏に通じる部分があります。
月が感情の天体と言われるのはそのためです。

太陽は社会で活動する"表向きの自分"を表しましたが、月は家族や一人で居るときのリラックスした状態の"素の自分"を表しています。
太陽が"元気に活動している時の自分"ならば、月は"リラックスしているときの自分"を表します。

傷ついた心を癒したり素の自分を知るには、太陽よりも月を見る方がよくわかるのです。

※古典的な占星術では男性にとって月は妻運や、また妻となる女性に何を求めているのかを読み取る事が出来るとされてきました

基本データ

  • 公転周期:約28日
  • 年齢域:0歳から7歳頃まで
  • 人物:母親、婦人、子供、一般大衆、従属する人、ペット

キーワード

大衆の人気、心、感情、無意識の人格、クセ、幼少期の環境、家族、素の自分、

不安定、敏感、依存的 臆病、利己主義

月を修正して幸せになる♪

月には、過去の感情体験や、周囲の人々の影響が蓄積されています。
そして "無意識の反応" として知らず知らずのうちに表に表れてきます。

日常生活における習慣や、物事に対する態度もそうしたうちのひとつ。

その中には良い習慣だけでなく、有害な習慣も含まれています。
あなたが幸せになるには、普段の自分を観察して有害なクセを修正していく必要があります。

例えば普段のくちぐせは注意すべきポイントです。
たかが口癖。されど口癖。

何かに失敗した時、つい「どうせ自分はダメだ」とか「自分は馬鹿だ」といった言葉を言ってしまいがち。でもそうした言葉はあなたの自己イメージを著しく下げてしまいます。

そんな時は「自分はダメだ」と思う代わりに「今回は自分らしくなかった」と言うよう心がけたいものです。

そういえば、みうらじゅん氏が不安タスティックという言葉を提唱していますね。

人生はつねに不安なものである。しかし"不安"に"タスティック"をつけることによって毎日をたのしんでいこうじゃないか

人間ならネガティブになるのは当たり前。でも「不安タスティック」として楽しむユーモアを忘れなければ、いずれ本当に「ファンタスティック」になっていくというもの。

是非日々の生活の中で、自分の習慣やクセを観察しましょう。そして良くないものは修正すること。 

こうした工夫は小さな事のように思えます。しかしそうした積み重ねがあなたの未来を大きく変えていくのです。

>>ホロスコープの月で観る!ありのままの自分を癒す方法

メモ

ホロスコープの10個の惑星は大きく分けてパーソナル(個人的)なものとソーシャル(社会的)なものに二分化されるんですね。

太陽系の地球より内側の惑星はパーソナル、外側の惑星はソーシャルなものだと言われてます。

その他:

西洋占星術において、月は過去生の太陽と言われることがあります。
現在の出生自のホロスコープの月は前世の太陽の位置。
前世がどのような人物であったかは月に現れるとされる占星術師もいます。

前述したように、月は素の自分で太陽は表向きの自分。
月太陽のアスペクトがソフトだと、自分の裏表があまりなく楽だと言えます。

反対にハードアスペクトだと表の自分と素の自分が異なりストレスがたまりやすくなるでしょう。特にスクエア90度だと、素の自分と社会的な自分が正反対のようになりちょっと大変かも。


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