【 藤田嗣治さんのホロスコープ 】
1886年11月27日 4時0分 [時差:9h] | 日本 牛込区
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[ アスペクト表 ] | ||||||||
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[ 天体の位置 ]
太陽 | 射手座 | 04°29' | 2ハウス |
月 | 射手座 | 16°55' | 2ハウス |
水星 | 射手座 | 18°36' R | 2ハウス |
金星 | 射手座 | 02°55' | 2ハウス |
火星 | 山羊座 | 08°35' | 3ハウス |
木星 | 天秤座 | 26°22' | 12ハウス |
土星 | 蟹座 | 22°02' R | 9ハウス |
天王星 | 天秤座 | 11°18' | 12ハウス |
海王星 | 牡牛座 | 26°11' R | 7ハウス |
冥王星 | 双子座 | 03°06' R | 8ハウス |
Asc | さそり座 | 03°16' | |
Mc | 獅子座 | 07°52' |
[ ハウスのカスプ ]
1ハウス: | さそり座 | 03°16' |
2ハウス: | 射手座 | 01°58' |
3ハウス: | 山羊座 | 03°54' |
4ハウス: | 水瓶座 | 07°52' |
5ハウス: | 魚座 | 10°37' |
6ハウス: | 牡羊座 | 09°16' |
7ハウス: | 牡牛座 | 03°16' |
8ハウス: | 双子座 | 01°58' |
9ハウス: | 蟹座 | 03°54' |
10ハウス: | 獅子座 | 07°52' |
11ハウス: | 乙女座 | 10°37' |
12ハウス: | 天秤座 | 09°16' |
[ サイン区分 ]
火 : | 太陽 月 水星 金星 |
土 : | 火星 海王星 |
風 : | 木星 天王星 冥王星 |
水 : | 土星 |
活動宮: | 火星 木星 土星 天王星 |
不動宮: | 海王星 |
柔軟宮: | 太陽 月 水星 金星 冥王星 |
男性宮: | 太陽 月 水星 金星 木星 天王星 冥王星 |
女性宮: | 火星 土星 海王星 |
藤田嗣治さんのホロスコープでもっとも際立つのは、 太陽・月・水星・金星のすべてが射手座 に集中していることです。射手座は「国境を越える」サインであり、学問・哲学・文化・異国・自由…といった広大な世界への憧れを持つ星座。 しかもそれらが2ハウス にあるため、「自分の価値は、異文化の中で試される」とどこかで感じていたのかもしれません。
自らのルーツ(日本)に愛着がなかったわけではないでしょう。ただ、射手座の性質は常に「もっと広い世界を見たい」「もっと高い視点で自分を試したい」という欲求に駆られます。 故郷にとどまるより、自分の可能性を異国の空気の中で育てたい。そうした衝動が、彼を自然とパリへと向かわせたのだと思います。
また、 Ascがさそり座 である彼は、外からの印象とは裏腹に、非常に深くて内向的な探究心を持っています。 「自分とは何か」「芸術とは何か」といった根源的な問いに、答えのないまま取り組み続けるタイプ。 そのため、単に海外で成功することではなく、「自分が真に“生きる”場所」を求めていたのです。
さらに、 土星が蟹座の9ハウス にある配置は、人生における大きな試練が“異文化との関わり”を通して訪れることを示唆します。 日本での評価が思うように得られなかった時期、そしてフランスでの市民権取得、キリスト教への改宗―― すべてがこの配置に表れているように思えます。 フランスという文化の中で、自分自身の「真の居場所」を探す過程が、まさに人生最大の「試練と成熟」だったのでしょう。
また、 天王星・木星が12ハウス にあることで、無意識のレベルで「日本」という限定を超えて「世界で生きる」という直感的な感覚を持っていたのも印象的です。 藤田さんにとって“国”や“出身”は、自分の創作や魂を制限するものではなく、むしろ超越すべき「枠」だったのかもしれません。
藤田さんって、星で見ても“生まれながらの越境者”って感じがするね。
「日本人」って枠じゃ語れない、もっと魂レベルで世界とつながろうとする…そんな人だったのかも。
- 太陽・月・水星・金星:射手座(2ハウス) → 理想主義と自由志向、価値を自ら創り出す
- Asc:さそり座 → 静かながらも深い洞察と情熱を内包
- 土星:蟹座(9ハウス) → 異文化を通じて自分を鍛え、深めていく
藤田嗣治さんの出生ホロスコープを開いて真っ先に目を奪われるのは、太陽・月・水星・金星がすべて射手座に集中しているという稀有な配置です。射手座は「拡大」「探求」「冒険」をテーマに持つ星座であり、それが人格の核(太陽)と感情(月)、思考(水星)、愛の在り方(金星)にまで影響しているとなれば、この人が人生のどこかで「世界を舞台に生きること」を自然と選んだのも納得がいきます。
特にこれらの天体が2ハウスに位置していることから、「自分の価値は自分で作る」という強いセルフプロデュース能力が宿っていることがわかります。物質的な豊かさよりも、「この表現は自分にしかできない」という信念や、創作における独自性こそが、彼の人生を支える最重要の資産だったのでしょう。
また、アセンダントがさそり座であることで、表面的には感情を表に出しにくく、寡黙で観察眼の鋭い印象を持たれやすいタイプ。とはいえ、その内側では一度決めたことにとことん情熱を燃やし続ける、激しい意志と直感の強さを持っています。藤田さんの絵に宿る“静かなエロス”や“異国の匂い”は、まさにこの蠍座の深みによって支えられていたのではないでしょうか。
さらに、土星が蟹座の9ハウスにあることで、学びや異文化、宗教観といった「精神的ルーツ」の分野に試練と成熟のプロセスが置かれています。日本に生まれながらフランスに帰化し、カトリックへと改宗した人生の流れは、まさにこの土星が表す「精神的な故郷を異文化の中に築く」というテーマを象徴しているかのようです。
藤田さんって、見た目や作品は穏やかだけど、ホロスコープを見ると“理想への旅人”って感じだね。
一つの場所にとどまらず、自分の価値を世界の中で試したくなる…そんな魂の響きが伝わってくるよ。
- 金星:射手座(2ハウス) → 自由で刺激的な恋愛を求める。愛は冒険
- 火星:山羊座(3ハウス) → 慎重だが一途、表現は理性的で実直
- 7ハウス:牡牛座 → 安定感のある愛、長く続く関係を望む
- 海王星:牡牛座(7ハウス) → 理想の愛を夢見るロマンチストな面も
藤田嗣治さんの恋愛観には、強烈な「理想」と「現実」のせめぎ合いが読み取れます。金星が射手座にある彼は、本質的に自由で情熱的。惹かれる相手には知的な刺激や異文化的な魅力を求め、恋愛すら“精神の冒険”のように捉えていたかもしれません。束縛される関係よりも、共に新しい世界を見に行けるような相手に、深い愛情を注いだでしょう。
しかし、その一方で火星が山羊座という配置は、恋に対しても極めて実直で、軽率な行動をとらない堅実な側面を持っています。気持ちは熱くても、表現はどこかクールで理性的。言葉より行動で愛を伝えるような、そんな職人気質のような恋愛スタイルだったのではないでしょうか。
さらに興味深いのが、7ハウスが牡牛座である点。パートナーには安定感や信頼、五感の心地よさを求める傾向があります。情熱的な恋をしたとしても、最終的には「安心できる人」や「そばにいて落ち着ける人」との関係を選ぶタイプ。そして、同じく7ハウスに海王星があることで、愛に対して幻想や理想を抱きやすく、芸術家らしく“愛の美しさ”そのものを求めていた可能性も高いです。
相性が良いのは、地に足のついた感性を持ちつつも、藤田さんの自由さや理想を受け入れられる包容力のある人。たとえば、乙女座・山羊座・魚座あたりの繊細さと安定感を兼ね備えた相手が、彼の情熱とロマンを受け止めてくれるでしょう。
藤田さんって、恋に夢を見ながらも、ちゃんと現実の中で育てようとする人かもね。
理想と現実、その間で揺れる感じが…どこか絵画の筆致にも現れてるような気がするよ。
- 7ハウス:牡牛座 → 落ち着いた関係性を求める。感覚的な安心感を重視
- 海王星:牡牛座(7ハウス) → 理想化した愛。現実とのギャップに葛藤も
- 金星:射手座(2ハウス) → 結婚後も自由な心を持ち続けたい
藤田嗣治さんの結婚観は、理想主義と現実的安定を同時に求めるような、やや複雑な構造を持っています。7ハウスが牡牛座であることから、彼はパートナーに対して「安心感」や「信頼できる日常」を強く望んでいたと読み取れます。華やかな関係よりも、共に時を重ねられる落ち着きあるパートナーが理想だったでしょう。
しかし、同じく7ハウスにある海王星は、恋愛や結婚に対して美化・理想化しやすい傾向をもたらします。これは芸術家としての美意識とも重なりますが、実際のパートナーシップにおいては「理想と現実の落差」に悩む可能性も示唆しています。パートナーに過剰な期待をかけたり、逆に理想に遠いと感じて幻滅してしまう場面もあったかもしれません。
金星が射手座にあることから、たとえ結婚しても「心は自由でいたい」という願望が根底にありました。束縛のない関係、互いに尊重し合える精神的なパートナーシップこそ、藤田さんにとっての理想だったのでしょう。結婚という枠の中で「自分らしさ」を保つことが、彼にとって非常に重要だったと思われます。
藤田さんって、結婚しても“誰かのもの”にはなりきれない自由さがあるタイプかもね。
でもだからこそ、ちゃんと地に足のついた愛を求めてたのかもしれないな。
- 太陽・水星・金星:射手座(2ハウス) → 自分の信念が価値となる。自己流で成功
- 火星:山羊座(3ハウス) → ストイックな表現力。綿密な努力型
- MC:獅子座 → 表現者として社会的評価を得やすい
藤田嗣治さんのホロスコープから読み取れる仕事運は、「型破りだけど結果を出す」まさに天才肌の芸術家のそれです。2ハウスに射手座の太陽・水星・金星が並ぶことで、個人の信条や美意識がそのまま“仕事としての価値”になる運勢。誰かの言う通りにではなく、自分の世界をそのまま作品にして生きていく——それが彼の本領だったのです。
また、火星が山羊座という配置は、現実的でストイックな行動力を表しています。表現においても軽さがなく、徹底的に追求する姿勢が作品の緻密さや構成力に表れていたはず。表現の裏には、計画的で粘り強い労力が注がれていたことが伺えます。
そして、MC(ミッドヘブン)が獅子座というのは、まさに「表現者」「アーティスト」にとっての象徴的な配置。世の中に自分の個性や創作を“魅せる”ことで社会的評価を受ける、非常に華やかで表現重視のキャリアスタイルです。画家という肩書きに、これほどしっくりくる配置もありません。
藤田さんは、まさに“自分の美学”を信じて、そこに全てを懸けたタイプだよね。
やり方は誰とも違うけど、その分、誰にも真似できない成果を残してる…まさに獅子座MCだよ。
- 水星:射手座(2ハウス) → 表現に哲学や信念がにじむ
- 火星:山羊座(3ハウス) → 言葉に責任感、ストレートで冷静
- 天王星:天秤座(12ハウス) → 他人に見せない距離感や独自感覚
藤田嗣治さんの対人関係は、どこか「距離感」を保ちながらも、芯のあるコミュニケーションを大切にしていたことがうかがえます。水星が射手座にあることで、彼の話す言葉や発信する表現には、いつもどこか「哲学的」なニュアンスが含まれていたでしょう。単なる説明ではなく、「世界をどう見るか」という視点を語るスタイルだったはずです。
また、火星が3ハウスの山羊座にあるため、口数は少なくてもひとことに重みがあり、無駄のない冷静な伝え方をするタイプです。感情より論理が優先されやすく、「語る前に考える」慎重な姿勢が印象的だったことでしょう。
さらに、天王星が天秤座の12ハウスにあることで、無意識レベルで「他人とは違う感性」や「距離を置きたい」という独自の対人スタイルを持っていた可能性があります。対人関係においても「みんなと同じ」では息苦しさを感じ、自分らしい関係性を求めていたのでしょう。
藤田さんの言葉って、“語りすぎない”のに、なぜか深く響く感じがするんだよね。
人付き合いにも独自の美学があって、距離を置くことで守ってたものもあるのかも。
- 月:射手座(2ハウス) → 精神的自由が心の安定に不可欠
- 冥王星:双子座(8ハウス) → 感情を深く抱える。極端な集中と再生力
- 土星:蟹座(9ハウス) → 孤独感・郷愁がメンタルに影響を及ぼす
藤田嗣治さんのメンタル面は、意外にも「繊細さ」と「哲学的な独立心」が交錯する構造をしています。月が射手座にあることで、彼にとって精神的自由が何よりも大切であり、「縛られないこと」が心の健康を支える要素だったでしょう。旅や異国での暮らしが彼にとって心の療養でもあったのです。
冥王星が双子座の8ハウスにあるため、感情は表に出さず深く内に溜め込みがちで、強い集中力と再生力を備えています。創作という行為そのものが、藤田さんにとって心の浄化や再構築に近い営みだったのかもしれません。極端なまでに作品へ没頭することで、メンタルのバランスを取っていた可能性があります。
また、土星が蟹座9ハウスに位置する影響で、郷愁や家族的なつながりに対する“欠落感”が心に影を落とすことも。日本を離れてフランスに根を張る一方で、「帰る場所」への複雑な感情を抱えていたのではと想像させます。
藤田さんって、強く見えるけど実は“孤独とうまく付き合ってきた人”なのかもね。
創作に没頭することが、彼にとって一番の癒しだったのかもしれないな。
- 太陽・月・水星・金星:射手座(2ハウス) → 信念・感性・思考・愛情が一体化した“人生の哲学者”
- MC:獅子座 → アートや自己表現を通じて世に立つ
- 冥王星:双子座(8ハウス) → 深い感情の再生力と探究力、魂の変容
- 火星:山羊座(3ハウス) → 緻密な表現力、計画性と粘り強さ
- 土星:蟹座(9ハウス) → 異文化との関わりに人生の課題と成熟
藤田嗣治さんの天体配置は、射手座の影響を強く色濃く受けています。太陽・月・水星・金星がすべて射手座に集中しているため、人生のあらゆる面において「理想」「探究」「自由」がテーマになっていたことは明白です。しかもそれが2ハウスにあることで、「生き方」そのものが彼にとって“作品”のようなものだったのではないでしょうか。
MCが獅子座という配置は、まさに“自己表現で名を残す”ことを象徴しています。創作活動は自己表現であると同時に、自分自身の存在証明。だからこそ彼の作品には、彼そのものの魂が込められているような迫力があるのです。
また、冥王星が双子座の8ハウスにあることで、表面的な軽さとは裏腹に、根底には「魂をえぐるような探究心」や「一度壊して再構築する」ような変容のテーマが流れています。彼の作風が時代とともに変わり続けたのも、この再生力に由来しているのかもしれません。
火星が山羊座(3ハウス)という点も見逃せません。これは言葉や作品づくりにおいて非常に努力家で、表現の中に「戦略」と「構築性」を持たせるタイプ。感性に走りすぎることなく、理性的で綿密な構造を大事にしていたでしょう。
そして土星が蟹座の9ハウスにあることから、異国との関わり、宗教、精神文化などが人生の中で大きな課題として現れ、それが彼を精神的に大きく成熟させていったことが示されています。
藤田さんって、自分の人生そのものが“芸術作品”って感じがするよね。
言葉も作品も、魂ごと投じて変化し続けるところが、まさに冥王星の深さって感じだなぁ。
- 太陽・金星(射手座)合 → 美に生きる哲学者。理想を描く旅人
- 太陽・金星 × 冥王星(双子座)オポジション → 美意識への執念。優雅さの中に“狂気”が潜む
- 月・水星(射手座)合 → 感性と言葉が直結。表現は“本音と衝動”
- 月 × 天王星(天秤座)セクスタイル → 感情にひらめき。異端であることへの自覚と誇り
- 火星(山羊座) × 天王星(天秤座)スクエア → 行動が常識を超える。社会に風穴を開ける人
- 土星(蟹座) × 木星・海王星(天秤×牡牛)スクエア&セクスタイル → 伝統と幻想のせめぎ合い。帰属に迷いながら世界を描く
まず象徴的なのが、太陽と金星の合(射手座)。これは“美と人生を重ねる人”の星。異国で芸術に生きたその姿勢、白と線だけで世界を描いた表現哲学、そのすべてが“美とはなにか”を問い続けた人の星に重なります。射手座らしく、地球的制限を超えて“魂の自由”にこだわる表現者でした。
そして、この金星・太陽は冥王星とオポジション(双子座)。これは“美に対する執着”や“社会に刺さるような美意識”を意味します。単なる芸術ではなく、「生き方としての美」を体現しようとした姿勢。だからこそ、宗教への改宗、帰化、死後評価の振れ幅――そのすべてが“生きることと作品が一体だった人”の証明です。
感性面では、月と水星の合(射手座)があり、感情と表現が直結する配置。描く、語る、書く――そのすべてが“感じたまま”であり、「表現することで感情を放つ人」。この星が、彼の自由な筆づかいや率直な言葉、鋭くも詩的なまなざしを支えていました。
また、火星と天王星のスクエア(山羊×天秤)は、“行動によって常識を揺さぶる人”の星。ただ表現するのではなく、「表現を通して社会を変える・驚かせる」姿勢。戦争画も裸体画も、その裏には社会や時代とぶつかり続けた“戦う表現者”としての覚悟がありました。
そして、土星(蟹座)と木星・海王星の関係は、“帰属と夢”の葛藤の星。日本でもフランスでもありながら、どこかに“居場所のなさ”を感じていたかもしれません。けれどその迷いが、逆に世界中の人の心に届く“ユニバーサルな美”を描かせたとも言えます。
藤田さんのホロスコープは、“美と生き方を一致させた星”だよ。 描くことが表現じゃなくて、“存在そのものが作品”。だから、絵も言葉も生き様も、全部が“彼”だった。 星は言ってる。「この人は、自分を貫くことで、世界を照らしたんだ」って。
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