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月の満ち欠けから地震を予知

月と地震の不可思議な関係

月と巨大地震

月の満ち欠けについて、ある事がまことしやかに囁かれています。それは・・

満月と新月の日は、巨大地震が発生しやすい

というもの。

地震国である日本において、これは見逃せません。

正確な科学的根拠はまだ解明されていないようですが、
今までおきた巨大地震の多くが、実際に、満月か新月の付近で起きているのです。

以下は、新月・満月の付近に発生した地震の一例です。

・新月から1日目 1855/11/11 安政の大地震 M6.9
・新月から1日前 1905/6/2  芸予地震 M7.2
・新月の前々日 1946/12/21 南海地震 M8.0
・新月の前々日 1960/5/23   チリ津波地震 M9.5    
・新月から1日前 1969/08/12 北海道東方沖地震 M7.8
・満月から1日前 1983/05/26 日本海中部地震 M7.7
・新月から1日前 1994/10/04 北海道東方沖地震 M8.2
・満月の当日  1995/01/17 阪神淡路大震災 M7.3
・新月の当日  2003/09/26 十勝沖地震 M8.0

もちろん、新月や満月から5日以上経ってから発生した巨大地震も多く存在しています。
例えば、関東大震災は1923/09/01、満月から5日後に発生しています。

また、忘れもしない、あの2011年3月11日の東北太平洋沖地震が発生したのは、新月から6日も経った後のことでした。 そのため統計データは月と地震の関連性を決定付けるものではありません。 

しかし多くの地震が圧倒的に満月・新月付近に集中しているのもまた事実。なんらかの関連性があると考えてみる価値は十分にあるでしょう。

地震発生のメカニズム

ではなぜ、新月と満月のときに地震が起きやすいのでしょうか?
一説によると、月と太陽の引力が関係しているのではないかと言われています。

例えば、満月のときの太陽、月、地球の位置関係を考えてみましょう。
占星術的には、満月は、月と太陽がオポジション(180度)のときですね。

満月の時、月、地球、太陽は一直線に並んでいます。
このとき、地球は月と太陽の引力により両サイドへ引っ張られます。
そして地球を覆う海水は柔らかいので、下図のように楕円形に歪みます。

満月の時の月、地球、太陽の位置関係

水の薄くなっている所では干潮(かんちょう)となり、水が厚くなっている所では満潮(まんちょう)となります。
地球は自転しているので、下図のように特定のポイントにいる人は、一日に2回、交互に潮の満ち引きを経験することになります。

満潮と干潮のしくみ

満潮と干潮の差が最も大きくなるのは、満月と新月の時
これを「大潮(おおしお)」と呼びます。(新月の時は太陽と月が同じ方向から地球を引っ張るため、これまた大潮となります)

引力の影響を受けるのは、もちろん海水だけではありません。
当たり前ですが、地球そのものも引力によって引っ張られています。

満潮・干潮の差が最大となる満月と新月の時、地球への負荷は最大化します。
この時、地殻が移動しやすくなり、地震が発生する可能性が最も高くなるのです。
これが月の太陽の引力説による地震発生のメカニズムです。

備えあれば・・

近年、巨大地震や火山の噴火、大洪水などの自然災害が頻繁に起きています。
もはや、いつ、どのような災害に襲われてもおかしく無い。そんな世の中に私たちは生きているのです。

私たちに出来る事は、いざという時のために準備をしておくこと。
自分の身は自分で守るしかありませんから・・

防災グッズを揃えておく、普段から近隣同士の繋がりを作っておくetc
などなど、日頃からの心がけが、いざと言うときに功を奏すのでしょう。

ルナスコープでは、月が「地」か「天」のサインにある時にはとくに注意しましょう。

満月と新月の時期

(今回、占いとはあまり関係無い内容になってしまいましたね・・)


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