〜メジャーアスペクト
トライン(120°)
トライン(またはトリン)は、天体同士が120°の角度を形成する状態です。
ホロスコープ上で120°の位置関係ということは、2つの天体が同じエレメンツ(火、地、風、水のいずれか)を持つことになります。
そのため、トラインはお互いに調和の取れたリラックス感のあるアスペクトです。
オポジションのように真正面からぶつからず、相手の斜めに位置しているため一触即発の緊張感はありません。気心知れた友人とリラックスした状態で趣味の話をしている様子をイメージをしても良いでしょう。
トラインは調和のとれたアスペクトですが、必ずしも優位に働くとは限らないことに注意する必要があります。「協調性がある」ことも場合によっては「馴れ合い」になることがあるためです。
特に仕事においては、正反対の意見を持つ相手と活発に議論することが重要です。
それによって間違いを正す事が出来ますし、アイデアはブラッシュアップされ結果として良いものが生まれます。
あまりに協調性を意識しすぎて、物事をなあなあに済ませたり、イエスマンばかりの状態を想像すると今は良くてもどこかでしっぺ返しが来ることを予想するのは難しくないでしょう。
基本データ
- 略記:Tri
- 漢字:三分
- 分割:1/3
- 記号:
- 種類:メジャー、ソフト
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メモ
ホロスコープ上でトラインが3つ連なり正三角形を形成する状態が、「グランドトライン」です。 つまりトラインは正三角形の1辺です。
【余談】
トラインは真正面ではなく、やや斜めなので正面衝突せずに済みます。
しかしスクエア(90°)のように完全にこちらを見ないわけでもありません。
まさに絶妙な位置関係と言えます。
わたくしYodaは天体同士のアスペクトの話を聞くと心理学の有名な話を思い出します。
それは、
「テーブルの座る席によって相手が自分に好意を抱いているかどうか分かる」
という例のやつ。
相手がテーブルに真正面に座った場合、その人は自分にそれほど好意を抱いていないか、あるいは何か説得しようとしている可能性が高いそうです。 これはオポジションに性質にそっくりですね。
並んで座れば、自分に好意を抱いて親密度を高めようとしている可能性アリ。
これはコンジャンクションです。
そして相手といい感じにリラックスして話をするにはテーブルの90度に座ると良いとされています。90度法などと呼ばれるものですね。
90°だとスクエアになってしまいますが、これはおそらくほとんどのテーブルは長方形である事が理由だと思います。また体の位置は90度の位置でも顔の向きはお互いを見て話すことを考慮すると、実際にはトラインのように120度に座るのがベストなのではないか? などと勘ぐっております。
中華料理など丸テーブルのある席では、自分とトラインの位置には誰がいるか? オポジション(180°)は? コンジャンクション(0°)は? などと考えるとちょっと楽しめそうですね。