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人の心は満ち欠けを繰り返す月のように移ろいやすい

月の満ち欠けと人間

月の満ち欠けと、この世の真理

月は29.5日の周期で「満ち欠け」を繰り返します。
昔の人は1ヶ月を約30日と定め、月の始まりのついたち(ツキタチ)として物事の始まりの日としました。

満ち欠けの始まりは真っ暗闇の新月から。そして少しづつ輝きを増していきます。
三日月、上限の月、そして満月が夜空に輝きます。満月を過ぎると今度は少しづつ欠けていき、再び闇へ還って行きます。

こうした月の満ち欠けのサイクルは、草木や人間の一生、文明の栄枯盛衰になぞらえることが出来ます。私たちは、赤ん坊として生まれ、大人になり、老いて、再び土へと還っていきます。 文明もまた栄えては滅び、また栄えては滅び。この繰り返し。。

「諸行無常(しょぎょうむじょう)」とは、「全ては移り変わるものである」という意味の仏教の教えです。 執着を手放し、苦しみに捉われない大切さを説いています。
人生を受け入れ、明らめること。 あきらめるとは、"諦める"のではなく"明らかにする"ということ。

満ち欠けを繰り返す月からは、この世の真理を垣間みることができるのです。

月と人間の心

人の心は、移ろいやすく、一時も定まっていることがありません。
平常心を保っているつもりでも、気がつけば感情の波に翻弄されている・・

占星術において、月はしばしば人の心を象徴することがあります。
それは、絶えず移り変わる人間の心模様を、満ち欠けを繰り返す月の姿になぞらえることが出来るからです。

子供の頃は誰しも感情の赴くままに、楽しければ笑い、不満があれば怒り、悲しければ泣いたことでしょう。 しかし大人になるにつれ、現実世界に適応するための仮面をつけ、ありのままの感情を表に出す事は少なくなります。 そしていつしか、本来の自分が分からなくなっていくのです。

疲れた時。心が楽しくないとき。あなたの月の状態を知り、癒してあげる必要があります。 生まれた時の月の状態を知る事は、あなた自身を知る事に他なりません。

そこには、あなたの性質を知り、前向きにさせるヒントが隠されています。


>>月と地震の不可思議な関係


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