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クレイドルの複合アスペクト

【クレイドル】有名人のホロスコープ

クレイドル

クレイドルとは”ゆりかご”を意味し、正六角形をちょうど二分した台形型の複合アスペクト。

ピンチの時に思わぬ所から救いの手が差し伸べられることがある。

① クレイドル(Cradle)とは?

クレイドル(Cradle)は、西洋占星術で用いられる特殊な複合アスペクト(複数の天体が作る幾何学模様)です。「クレイドル」とは英語で「ゆりかご」を意味し、実際にチャート上で描かれる形状も、まるでゆりかごのように柔らかな曲線で構成されています。

比較的珍しいアスペクトパターンですが、その解釈はとても興味深く、人間関係や人生の方向性を理解するための有益な情報を提供してくれます。

② クレイドルの構成条件

クレイドルは以下の4つの天体が関係し、主に3種類のアスペクトで構成されます。

  • オポジション(180°)1本
  • セクスタイル(60°)2本
  • トライン(120°)3本

これらのアスペクトが組み合わさり、惑星同士がゆりかごのような半円型の形状を作ります。

具体的には、

  • まず、2つの惑星間でオポジション(180°)が成立します(対立や緊張)。
  • そのオポジションを形成する惑星の双方が、それぞれ別の惑星に向けてトライン(120°)を形成します(調和や才能、安定)。
  • さらに、トラインを受けた惑星同士が、互いにセクスタイル(60°)を形成します(協調性、コミュニケーション)。

この組み合わせが、調和(トライン・セクスタイル)と緊張(オポジション)を絶妙にバランスさせ、人生の課題を解決するための「揺らぎ」を生み出しています。

③ クレイドルの象徴的な意味

クレイドルのアスペクトがチャートに現れると、その人は以下のような特徴や傾向を持つとされます。

1. 才能・潜在能力の発揮
  • トラインとセクスタイルが多く含まれるため、比較的容易に能力や才能を発揮できます。
  • 創造性、芸術性、コミュニケーション能力が高く、社会的に成功しやすい傾向があります。
2. バランス感覚と柔軟性
  • 「揺りかご」の形状が象徴するように、バランス感覚や柔軟性を持ち、環境変化や対人関係の変化にも対応力があります。
  • 一方、人生において特定の課題(オポジション)を抱えており、それに向き合うことで成長することになります。
3. 課題と葛藤の統合
  • クレイドルにはオポジションが含まれるため、内面的な葛藤や人生のテーマ、相反する要素を統合し、自分らしく生きることがテーマになります。
  • 葛藤を避けるのではなく、そこから学び、調和を見出すことで大きな成長や自己理解につながります。

④ クレイドルの活用方法

  • 葛藤や対立(オポジション)を避けず、むしろそこに積極的に向き合う。
  • トラインが示す自身の才能や能力を意識し、自信をもってそれらを表現する。
  • 他者と積極的にコミュニケーション(セクスタイル)を取り、支援や協力を得ること。
  • バランス感覚を保ちつつ、柔軟性を持って物事に取り組む。

⑤ 具体的な解釈例

例えば、以下のパターンがあれば、

  • 太陽と月がオポジション
  • 太陽と金星、月と木星がトライン
  • 金星と木星がセクスタイル

というパターンがあれば、

  • 自己表現(太陽)と感情(月)のバランスが課題でありつつ、
  • 社会的魅力や人間関係(金星)・幸福感や成功(木星)が容易に得られ、
  • 他者との良好なコミュニケーションを通じて、内的な対立を調和させることができる

という解釈になります。

⑥ クレイドルの注意点・まとめ

  • クレイドルは基本的には調和的な複合アスペクトですが、その中に含まれるオポジション(葛藤や対立)の要素を無視せず、課題意識を持つことが重要です。
  • クレイドルを持つ人は才能を活かしやすく、自己実現や社会的成功の可能性が高いですが、内面の葛藤やテーマを統合することで、真の調和と成長を得ることができるでしょう。

平野紫耀さんの「クレイドル」について

🌟 形成されている可能性が高いクレイドル

平野紫耀さんのホロスコープのクレイドルが、彼にどんな意味・使命・役割をもたらしているか分析してみた

  • 太陽(水瓶座9°) と 火星(天秤座5°) → トライン(120°)
  • 太陽(水瓶座9°) と 月(天秤座6°) → トライン(120°)
  • 火星(天秤座5°) と 冥王星(射手座5°) → セクスタイル(60°)
  • 月(天秤座6°) と 冥王星(射手座5°) → セクスタイル(60°)
  • 土星(牡羊座 3°) と 冥王星(射手座5°) → トライン(120°)

さらに、火星(天秤座)と月(天秤座)はほぼコンジャンクション(合)してると見てよさそうです。

つまり、

  • 太陽(個人のアイデンティティ・使命)と
  • 火星・月(行動力+感情エネルギー)と
  • 冥王星(魂の変容、破壊と再生)

これらが調和的に連動している「クレイドル(ゆりかご)」を形成しています。

🧭 クレイドルの意味・彼への影響

このクレイドルは、彼に以下のような性質と使命をもたらしていると考えます。

1. 【自己変革のために生きるスター】

  • 彼は自分自身の成長と変容(冥王星)を通して、多くの人に影響を与える使命を持っています。
  • 太陽×火星×月の流れにより、自分の感情(内面)と行動力(外面)がブレずに一体化しており、どんな変化の中でも自分らしさを失わない。
  • 「魂レベルの使命」を生きるために、この世に生まれてきたタイプです。

2. 【人に希望と再生のエネルギーを与える役割】

  • 冥王星を含むクレイドルなので、ただ「アイドル」として輝くだけでなく、
  • 見る人の心に「生きるエネルギー」や「もう一度立ち上がる力」を与える存在感を持っています。
  • 彼を通じて、他者は無意識に「変わることへの勇気」を受け取っているでしょう。

3. 【繊細な心と圧倒的パワーの両立】

  • 火星と月の合(コンジャンクション)が示すのは、感情のエネルギーがそのまま行動力に直結すること。
  • 誰よりも繊細に物事を感じ取り、でも、それを力強い行動に変えることができる稀有なバランスを持っています。
  • だからこそ、ステージ上では"感情とエネルギーの一体感"が見ている人を圧倒するのだと思います。

まとめ ✨

平野紫耀さんのクレイドルは、単なる「才能」のかたまりではありません。

彼に与えられたのは、「変わりゆく時代に、自分自身を変えながら、それでもなお人々を支え、光を届ける役割」です。

つまり、
「癒しながら、変革する存在」

それが彼に与えられた【星からのギフト】だと読めます。

これらが調和的に連動している「クレイドル(ゆりかご)」を形成しています。

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