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ホロスコープの8ハウスと9ハウスの違い

8ハウスは「深く奥に」 9ハウスは「高く遠くに」

西洋占星術, 8ハウス, 9ハウス

8ハウスと9ハウスを一言でいうならば・・

★ 8ハウスは「深く奥に

★ 9ハウスは「高く遠くに

● 8ハウスは「深く奥に」

8ハウスは「相手との感情的な関わり」と言われるが、これはお互いに表面的な付き合いではなく、深く奥に入っていくということを表す。
セックスもそう。お互いのなかに深く奥に入っていくということ。

8ハウスは歴史とか受け継がれてきたことも表すが、
例えば8ハウスに火星がある場合、歴史の深くに入っていくとき火星が活発化する場合もある。

現存するジャングルの少数民族に分け入っていく文化人類学者とか、古代遺跡を発掘してる考古学者みたいなイメージ。

最近、若者の間で「ディグる」という言葉があるが、dig(=掘る)、つまり情報を探すという意味。
(元々は大量にある音楽の中から良いものを探し当てることから由来するらしい)

8ハウスというのは、いろんなものをひたすらディグる場所。

● 9ハウスは「高く遠くに」

9ハウスは「哲学や宗教、スポーツ、海外と関連する」と言われるが、これはどれも高く遠くに、という象意が具体的に現れたもの。

思想としては、哲学や宗教学などの抽象度の高い学問を表す。
(高くて遠いので、抽象的で現実離れしたようなもの。それってなんの役に立つの?というような)

高く遠くに、がスポーツとして具象化されると、世界記録の樹立や、人類未踏の領域を目指す向上心などとして現れる。

遠くに、は場所でいうと海外などを表す。
外国を旅することで、初めて世界のなかの日本の位置づけが分かるような感じ。

ペットのイヌしか知らなかった幼子が、家から出ることでネコを知る、ウサギを知る、クマを知る・・そうして"動物"という視点を獲得するイメージかな。

以前、ハイパーメディアクリエーターこと高城剛さんが「アイデアと移動距離は比例する」と言ってた。家でキャクラクターデザインのアイデアに煮詰まったとき、新宿まで歩けば変な顔のおじさんをみてアイデアが閃いたりする。アフリカまで行けばもっと変な顔のおじさんがいてまたまた良いアイデアが閃くと(笑)

● 世界を広げる2つの姿勢

①「深く奥に」 ②「高く遠くに」

8ハウスと9ハウスは、私たちが世界を広げていくときの2種類の方向性でもある。

人生のある時期には、対象のなかに深く奥に入っていく事が必要かもしれない。より高く遠くにというのが必要な時期もあるでしょうね。

今の自分はどっちかな〜〜....

8ハウスって何を意味するのか分かりづらいけれど、
「深く奥に」のハウスだと覚えておくと整理しやすいです。

8ハウスは深く奥に
9ハウスは高く遠くに



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