トップ > 占星術師Yodaの星占いノート >

西洋占星術と漢字が交わるところ 〜月偏(にくづき)〜

西洋占星術と漢字が交わるところ 〜月偏(にくづき)〜

占い・スピリチュアル, 西洋占星術, 医療占星術, , 漢字

体のパーツの漢字の多くに”月”がある


クォッカちゃん

月は西洋占星術では"生体"を表すことがあるけど、漢字で体のパーツはを腰とか肩、胸、腹、肌・・と月がついてるの面白くない?


占星術師Yoda

そうだね。西洋占星術で「月」は“身体”や“生体的な感受性”。 漢字でも「月」が身体の部位に関わる漢字になってる

腰(こし)、肩(かた)、胸(むね)、脳(のう)、肺(はい)、肝(かん)、肌(はだ)、腹(はら)、腸(ちょう)・・

これらに共通しているのが、「月偏(にくづき)」というやつ。

でもこの「月」は、実際には“肉”を表す象形文字が変化したもの。つまり身体の部位や内臓など「肉体」に関するものに使われる偏なんだ。

本来の「天体としての月」とは別の起源なんだけど、この偶然ってちょっと面白いなって思うよね。

🌙 月偏(にくづき)のつく身体に関する漢字一覧と、西洋占星術的の対応
漢字 意味・部位 西洋占星術での関連(例) 備考
肝臓・精神力 木星・火星(胆力、行動力) 「肝が据わる」など感情・行動に関係
呼吸器 水星・双子座(呼吸・言語) 双子座は呼吸や肺、コミュニケーションを象徴
頭脳・思考 水星・天王星(知性) 脳=思考・神経系。占星術では水星が象徴
消化器(大腸・小腸) 乙女座・水星 乙女座は腸や消化吸収、健康管理を司る
胸部・心臓周り 蟹座・月 蟹座(月)が胸・母性・安心感を司る
皮膚・触覚 金星・金牛宮(牡牛座) 美・感触・接触=金星や牡牛座の領域
腹部(直感・本能) 蠍座・冥王星/月 深層心理や直感、本能とつながる
腰部・中心 天秤座・金星 バランス、支え。天秤座は骨盤や腰を象徴
肩・負担・支える 双子座・水星 手・腕・肩は双子座の領域(神経・動作)
ひじ・関節 双子座・水星(関節) 柔軟性や可動性と関連
わき・側部 蟹座/月(抱擁・包容) 「脇を抱える」など、包み込むニュアンス
胆のう・勇気 火星・獅子座(意志力) 「胆力」「肝胆相照らす」など意志と直結
💡 月偏と本物の「月」との違い

最初に書いたように、「月偏」は肉(月→肉の象形)からきていて、「天体の月」とは別の起源。
でも興味深いのは、どちらも“内側”を象徴するということ。

👉天体の「月」:感情、潜在意識、母性、本能、身体リズム

👉月偏の漢字:内臓、肉体、体感、本能的な部位

🔹 面白い重なり

西洋占星術では「月」は感情、内面、身体、母性、本能的な部分を象徴します。

そして東洋漢字文化圏では「月(肉)」が身体の具体的な部分・器官を表す記号として使われてる。

漢字と西洋占星術の間には直接的な関係はないにしても、「身体・感覚・内面」をどちらも大事にしている点で共鳴するものがあるのかもしれない!?

これは偶然というより、人類の“月”に対する感覚の深い共通点かもしれませんね^^


人体と宇宙のつながり


クォッカちゃん

そういえば、医療占星術っていうジャンルがあるよね?


占星術師Yoda

うん。「人体と宇宙のつながり」をベースに、病気の傾向・体質・治療のタイミングとかを占う占星術。

🌿 医療占星術とは?

起源は古代バビロニア、ギリシャ、アラビアに遡り、ヒポクラテスも「優れた医師は占星術家でもあるべき」と言ったらしい。中世ヨーロッパでは、医師がホロスコープを参照して診断・治療を行っていました。

🔮 医療占星術の基本構成
🔹 12星座と身体部位の対応
星座 対応する身体部位
牡羊座 ♈ 頭・顔・脳・目
牡牛座 ♉ 首・喉・声帯・甲状腺
双子座 ♊ 肺・腕・肩・神経系
蟹座 ♋ 胸・胃・乳房
獅子座 ♌ 心臓・背中・血液循環
乙女座 ♍ 腸・消化器・膵臓
天秤座 ♎ 腎臓・腰・膀胱
蠍座 ♏ 生殖器・直腸・膀胱
射手座 ♐ 大腿部・坐骨神経・肝臓
山羊座 ♑ 骨・膝・皮膚・歯
水瓶座 ♒ ふくらはぎ・静脈・循環器
魚座 ♓ 足・リンパ・免疫系
🔹 惑星と身体機能の象徴
惑星 身体・健康の象徴
🌞 太陽 生命力、心臓、活力
🌙 月 胃、体液、気分、ホルモン
☿ 水星 神経系、呼吸、思考
♀ 金星 生殖、ホルモン、美容
♂ 火星 筋肉、血液、炎症、精力
♃ 木星 肝臓、代謝、免疫
♄ 土星 骨、皮膚、老化、制限
♅ 天王星 神経ショック、けいれん
♆ 海王星 中毒、ウイルス、免疫低下
♇ 冥王星 細胞再生、死と再生、内臓深部

月の位相と医療行為を関連づける人もいるみたい。

例えば、満月前後は出血しやすいから、手術には不向きとか。
新月後の数日は、回復力が高まるとか。

あとトランジットによる悪化・改善の予測をしたりもする。

例えば、土星が太陽に合(コンジャンクション)だと、活力低下したり、病気の兆候が出たり。
火星の影響が強まるときは、炎症とかケガに注意したり。


クォッカちゃん

人体と宇宙はやっぱり繋がってるのかもね。


占星術師Yoda

うん。人体と宇宙はつながっているっていう考えは、東洋・西洋を問わず、古代から人類が直感してきた世界観なんだよね。

>>無料でホロスコープ作成はコチラ