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12ハウスのサイクルは毎日体験してる 〜人生はフラクタルだ〜

12ハウスのサイクルは毎日体験してる 〜人生はフラクタルだ〜

西洋占星術, ハウス, フラクタル

朝起きてから、夜寝るまでの12のサイクル


占星術師Yoda

西洋占星術において「ハウス」は、人生のさまざまな領域を表すけど、「一日の流れ」としてみると、それぞれのハウスの意味がより身近で体感的になるよ。

1ハウスで意識が戻り始め、2ハウスで肉体に定着、3ハウスで思考がハッキリしてくる

そして4ハウスの安心なお家で、家族と朝ごはん、5ハウスでオシャレやお化粧などをして、

6ハウスで自宅を出る準備。忘れ物はないか?チェック。

7ハウスで外気に触れ、他人と対面。8ハウスで会社や学校という組織に押し込められ ”社員”や"生徒"として没個性化して過ごす。このとき楽しみも学びもいじめもケンカも、いろんな混沌を体験する。

その混沌が学びになり、9ハウスで気づきが生まれ、一日のピークに達する(MC) 

10ハウスで一日の成果が決まり、11ハウスは会社からの帰りや、放課後、お家でくつろぐ時間

12ハウスでまた深い眠りへと落ちていく……

🌅 1〜6ハウス:内的世界(個人の目覚め)
  • 1ハウス:夢から意識が戻り、自分が「自分」として再び目覚める瞬間。
  • 2ハウス:肉体に意識が定着し、感覚が戻る。空腹を感じたり、布団の感触を思い出したり。
  • 3ハウス:頭が冴え始め、言葉や思考が流れ出す。
  • 4ハウス:安心の空間(家庭)で、心を休めつつも準備を進める。根っことの再会。
  • 5ハウス:自己表現としての装い、遊び心。今日の自分を創る。
  • 6ハウス:現実世界への支度。日課、ルーチン、そして「忘れ物チェック」。
🌇 7〜12ハウス:外的世界(社会と魂)
  • 7ハウス:外界との接触。他者との鏡合わせのはじまり。
  • 8ハウス:社会に属し、「個」から「役割」へ。喜びも苦しみも経験の坩堝。
  • 9ハウス:体験の意味が浮上する。気づきと展望、理想の種。
  • 10ハウス:その日のクライマックス。達成、社会的役割、評価。
  • 11ハウス:義務から解放された時間。仲間との語らいや未来へのビジョン。
  • 12ハウス:夢への入り口。意識が薄れ、再び無意識へと溶けていく。

🌱 人生レベルでの12のサイクル


占星術師Yoda

人生レベルでもやっぱり12のハウスのサイクルがあります。年齢は目安で、ピークが何歳にくるかは人によって様々ですよ。

1ハウス(誕生〜幼少期)

この世に誕生する。自我が目覚めて、「私はここにいる」と意識し始める。
アイデンティティの形成が始まり、他者とは区別された「私」という存在を世界に押し出していく。

2ハウス(乳幼児〜幼児期)

ここで肉体的な感覚や所有感を通して世界を体験する。
自分のもの・安心できるものへのこだわりが強くなり、価値観や金銭感覚の芽生える(玩具・おやつなど)

3ハウス(児童期・小学校)

言葉を覚え、外界とのコミュニケーションが活発に。
学ぶ楽しさ、兄弟姉妹・友達との関わりを通して、世界の広がりを感じる。

4ハウス(思春期・中高生)

家庭やルーツとの関係が深まり、感情が繊細になる。
「自分の居場所とは?」「本当の安心とは?」という内的探求がはじまり、家族との関係において揺れや葛藤もある。

5ハウス(青年期・大学生〜20代)

自己表現、恋愛、創造の時期。
そして恋愛、趣味、アート、遊びなどを通して、自由と情熱を学ぶ。
自分を魅力的に見せたい! 評価されたい! という欲求も高まる。

6ハウス(社会人初期・20代後半〜30代)

自分という存在を鍛えて、社会的な役割に身を投じる時期。
就職して働いたり、健康や責任、日常生活への順応がテーマになる。
"下積み時代"のハウスとも言えそう。

7ハウス(結婚・パートナーシップ・30代後半〜)

他者と深く関わるフェーズ。
結婚・ビジネスパートナーなど「一対一の関係」が試される時期。
「私」と「あなた」の境界線を学び直す。

8ハウス(中年期・40代〜)

深い変容、手放しの体験。
死別や、借金、相続、深層心理などタブー領域と向き合う。
経済的・精神的な「依存」と「独立」の間で揺れる。人生の混沌期。

9ハウス(熟年期・45歳〜?)

8ハウスの混沌を体験することで、自分の人生の意味を見出す。
若い頃に経験したことを高次の視点で統合しはじめる。

哲学や精神性への目覚め。
学問、宗教、外国文化、旅などへの関心が高まることも。

10ハウス(社会的到達点)

自分の使命をまっとうする時期。
社会的地位や名声、人生の「集大成」へ。

引退や次世代への継承もテーマ。
自分が何を築いたか、それがどう評価されたかが浮き彫りになる。

11ハウス(引退後・70代〜)

一線を退き、友人や趣味のコミュニティ、次世代支援などを通して社会と関わり直す時期。
人とのつながり、共通のビジョン、未来への種まきをする。
エゴから離れた「共創」の時期でもある。

12ハウス(晩年〜死の前後)

無意識、夢、神秘、霊的回帰。
この世的なものを手放し、魂が静かに統合されていく。
自分の存在が「全体」と繋がっていたことを思い出す。

・・・そして、次なる人生の1ハウスへ

魂の旅はここで終わりではなく、また新たな人生の1ハウスが始まる。
Asc(アセンダント)は、「次の誕生」のための通過点となります。


クォッカちゃん

あなたは今、人生のどのハウスにいる? ぼくは人生の7〜8ハウスにいる気がするな〜


「人生はフラクタル」

「フラクタル」とは、同じパターンが、違うスケールで何度も繰り返されるということ。

たとえば——

1日の流れ(朝〜夜)も、
1年の流れ(春〜冬)も、
人生の流れ(誕生〜死)も、

全部、同じようなサイクル=成長→変化→統合→再生を繰り返している。

まるで木の枝が小さな枝を生み、その枝もまた同じ形をしているように、
宇宙も、時間も、私たちの人生も「似た形を繰り返す」構造をしているんです。

12のサイクルは、1日を通しても、生涯を通じても体験するけれど、

あなたが35歳ならば、35年という人生のスケールでも12のサイクルを体験しているはずだよ。

例えば、黒歴史ってあるでしょ?
黒歴史という8ハウス的体験を通して、何かに気づき(9ハウス)、今のあなたがあるわけだ。

人生のどこをとっても似たような形をしている。それがフラクタル。


クォッカちゃん

一日をどう生きるかは、人生全体をどう生きるかに通じてるわけだね。


占星術師Yoda

その通り。そしてどう生きるかの地図こそが、あなたの出生ホロスコープなんだよ。

参考記事:
>>宇宙と自分はフラクタル!? ホロスコープから運命が読めるワケ

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