グランドトラインは「ショート回路」
「ショート回路」というのは、プラス極とマイナス極をそのまま繋いじゃった危険な電子回路のこと。
図Aの右の回路のように豆電球などの"抵抗"があれば良いのです。
しかし左の回路だとどうなるか。
抵抗が少なすぎて、とても大きな電気が流れてしまいとってもリスキーになります。
ホロスコープの「グランドトライン」はこれにちょっと似ています。
トライン(120度)は「容易につながる」というアスペクト。
これが3つ連なりグランドトライン(正三角形)になることで、エネルギーが流れ続ける現象がおこるのです。
"幸運の大三角形"とも言われるグランドトラインですが、実はそうとも限らないことがみえてきます。
鑑定でみさせて頂いたある方のホロスコープでは、
水のグランドトライン(かに座、さそり座、うお座)に、感情の月が巻き込まれ、おまけに太陽と水星が孤立していた。
この方はなんどか自○未遂などもしていたのです。
太陽の主体意識と、水星の思考が介入できないので、なおさら感情の渦から脱出するのが難しくなっていたと思う。
グランドトラインは、ネガティブに傾いたときリスキーな一面もあり、こういったケースも起こりうる。
もちろんポジティブに傾けば、エネルギーが循環し続けるので、豊かさを引き寄せることもできると思う。
要はどうやって使いこなすか?が大切ということなのです。
ホロスコープを活かすには目標をもつこと
海辺につくった砂のお城は、放っておけば壊れて自然に還っていきます。
けれどその逆はない。
なにもない所にとつぜん砂のお城が現れることはあり得ません。
しかし「砂のお城を作ろう」という"目標"があれば話は変わってきますね。
これは人生でも同じことが言える。
グランドトラインの有無に関わらず、
出生ホロスコープを生かすためには "大きな目標"が必要になるのです。
目標は "希望" とも言い換えられるかもしれません。
何かの目標を心に抱き、はじめて希望が生じる。
やりたいことがない者には希望はない。日野原重明『生きていくあなたへ』より
これは医師の日野原重明さんのことばです。
ぜひ人生に夢や目標を作ってみましょう。