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さそり座は、健全だと本能に従い、不健全だと煩悩にまみれる!?

さそり座は、健全だと本能に従い、不健全だと煩悩にまみれる!?

人生・運命・学び, 占い・スピリチュアル, 知識・雑学, 西洋占星術, OSHO, さそり座, 仏教

欲望は手放すべきもの!?

さそり座の「基本的な欲求」を表すキーワードは、I desire(私は欲する)。

このサインに宿るのは、情熱・欲望・執念・絆への渇望――つまり、表面ではなく本質を欲する力だ。

そのエネルギーはギラギラとしていて、どこか危うさを含んでいる。
だが、これは単なる「エゴの欲」ではない。もっと深い、魂の欲望なのだ。

💫 ホロスコープは欲望を肯定している

占星術では、ホロスコープの一角に「欲望のサイン」がある。

・・そう、さそり座だ。

それはつまり、「人生において欲望は必要である」という前提を示している。

欲することで、私たちは動く。変化する。深く関わる。
そして その「欲」は人生を推進する燃料であり、魂を磨く炎でもある。

🧘 しかし仏教では…?

しあし一方で、仏教では「無欲こそが解脱への道」と説かれている。

八正道の一つである「正念」は、物事をあるがままに観察する力を育む。
欲望に飲み込まれず、ただ観る。それが苦しみからの解放につながるという。


クォッカちゃん

つまり占星術は欲望を肯定してるけど、仏教はそれを手放せと言ってると…


占星術師Yoda

うん。一見すると矛盾してるよね。でもそうじゃないんだよ。

🌟 本能と煩悩、その境界線

この問いに対するカギは、欲望が健全な”本能”として働いているか、それとも”煩悩(執着)” と化しているか、

という見極めにある。

  • 本能は自然な欲求。愛したい、深くつながりたい、変容したいというエネルギー。
  • 煩悩は、それに対する過剰な執着やコントロール欲。手放せずに縛られてしまう状態。

つまり、「欲すること」そのものが悪なのではない。
それに飲み込まれるか、それを意識的に扱えるかが境界線なのだ。


OSHOが語る「ゾルバ・ザ・ブッダ」


クォッカちゃん

OSHO(オショー)は”ゾルバ・ザ・ブッダ”というのを説いているね。


占星術師Yoda

そうだね。OSHOは精神性(ブッダ)と欲望(ゾルバ)を統合することの大切さを説いている。

🧔‍♂️ OSHOはこう言った

OSHO(本名はバグワン・シュリ・ラジニーシ)は、インドの霊的指導者だよ。

ふつう霊的指導者っていうと、禁欲的で質素な生活をしているイメージがあるよね。

けれど、OSHOはその常識を大きく裏切る存在だった。

彼はなんと、90台以上のロールスロイスを所有していたことでも有名なんだ。

その姿は一部から批判を浴びましたが、OSHO自身はこう語っています:

「私は贅沢に反対しているわけではない。
それに支配されるのではなく、意識的に楽しめばいい」

彼にとってロールスロイスも、執着ではなく“手放しの一形態”だったわけだ。

物質と精神のどちらかを否定するのではなく、“目覚めたまま味わい尽くす”

――それが彼のスタイルだったんだね!

🧘‍♂️ OSHOの「ゾルバ・ザ・ブッダ」とは?

その彼は「ゾルバ・ザ・ブッダ」という人物像を語った。

  • ゾルバ:ギリシャの小説『その男ゾルバ』の主人公。人生を愛し、踊り、食べ、女に恋して、今を生きる男。五感と欲望の化身。
  • ブッダ:目覚めた者。執着を超え、静寂と慈悲に満ちた存在。

OSHOはこう言います:

「ゾルバは楽しむが、深みがない。ブッダは深いが、喜びがない。
ゾルバ・ザ・ブッダ――それが未来の人間像だ。」


クォッカちゃん

なるほど。どちらもアンバランスなのか・・


占星術師Yoda

そう。だからOSHOは、それってどっちも大事じゃね?って説いたんだ。

・・そして、続けてOSHOはこう言う。

「ゾルバだけでは浅い。ブッダだけでは乾いている。
未来の人間は、ゾルバの体とブッダの心を持つだろう。

つまり、情熱と静寂、欲望と観照、肉体と魂――その両方を統合した存在が、これからの人間の理想像になる。

💡 さそり的欲望の扱い方

さそり座は、欲望を通して変容し、深くつながる力を持つサイン。

だがそれは、意識的に扱われることでこそ、健全な本能となり、魂の進化へとつながる。
無意識のまま欲に飲まれれば、それは煩悩となり、破壊的に作用する。

だからこそ、私たちは「ゾルバ・ザ・ブッダ」のように、両方を生き、両方を超えていく存在を目指していい。

そして、欲望を否定するのではなく、目覚めながら欲すること。


占星術師Yoda

それこそが、さそり座のギフトであり、私たちの人生のバランスのカギになるのです。

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