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西洋占星術のホロスコープと職業

「星の因果」vs「社会の因果」

つぶやき, 職業, 仕事

マーズエフェクト(火星効果)

ミシェル・ゴークランという科学者が、出生ホロスコープと職業との関連について統計的な研究を行ったのは20世紀のこと。

ミシェルゴークラン フランスの占星術師ミシェル・ゴークラン
出生ホロスコープ

その結果、職業とホロスコープにはある一定の傾向が見られることを発見しました。

例えば、成功しているスポーツ選手には生まれた時間に火星がAsc(アセンダント)やMC付近にあった人が多いことがわかり、これは「マーズエフェクト(火星効果)」として有名になりました。

ただ生まれ時間と職業の関係性は、疑問が残るところも多く、占星術が科学的に立証された!と言えるところまではいきませんでした。

「星の因果」と「社会の因果」

私たちは「星の因果」だけで生きているわけではなく、
社会の因果」に縛られて生きています。

たとえば出生ホロスコープで音楽家に向いている傾向が見られたとしても「その仕事で食べていけるか?」という社会的問題とは無関係ではいられません。

ゆえに生活のためには普通の仕事を選ぶ、というケースのほうがおそらく圧倒的に多いのだと推察します。

先のミシェル・ゴークランの実験でも、職業とホロスコープの関連性が見られないことも多かったのです。

「星の因果」と「社会の因果」をてんびんに掛けたとき、後者のほうがまだまだ重たい、ということになるのでしょうね。

追求すべき幸せのかたち

私が思うに、個人にとっての最高の幸せとは、自身のアイデンティティに合致した活動をすることです。

誰しもが天の配置に示される個人の役割を発揮していける世の中になっていけば、地球は幸せになるだろうと思うのです。

出生ホロスコープの中において、その人のアイデンティティとして表現されたがっている要素をちゃんと出してあげること。

水瓶座時代には、個人的役割を、社会的役割にむすびつけていく事も容易になっていきます。
「ファイナンス活動(収益を得るためのもの)」と「職業」を別々に考え、両立させるような生き方をする人も増えてきました。

これまでの人類に比べて、私たちは「社会の因果」を乗り越えて「星の因果」で生きる自由を与えられている。とも言えるでしょう。

そのような時代を生きるにあたって "自分が追求すべき幸せのかたち" を知ることはとても重要になります。

ゆえに西洋占星術が今後ますます重要になっていくとおもうのです。

楽しいことが基準

自分がやっていることがアイデンティティに合致しているか?はすごく考えて生きています。 ときにホロスコープと照らし合わせながら、自分の可能性を探っていく過程はほんとうに楽しい

あなたも是非、出生ホロスコープに示されている"表現されたがっているアイデンティティ"を探してみてください。

ひとつ基準は、自分がそれをやってて楽しいと思うかどうか? 好きだと思えるかどうかです。

私自身も今後しばらくは楽しい・好きと思えることをコレクションするように生きてみたいと思います



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