星の因果と未来予測,トランジット

西洋占星術, 未来予測, 星の因果, トランジット

自分は閉所恐怖症で、電車がとても苦手なんです

電車って途中で止まることありますよね・・

人身事故とかで、駅と駅とあいだで止まっちゃったりすると「勘弁して〜」と泣きそうになります

それが満員電車だったりするとさらに困る　この気持ちわかる同志いらっしゃいませんか？...笑

・・・さて、その話はさておき、本題にはいります。

タイトルの通り、星の影響はダイレクトに「出来事」を起こすわけではありません

ちょっとした例をみてみましょう

電車が時間通りに来るのは誰かがダイヤを組んだからです

(なんの前触れもなく突然電車がくるということはありませんよね!?)

まず電車のダイヤが組まれる(因)
だから、そのとおりの時間に電車が来る(果)

このように大抵のことは "因果" があって起こるわけです
シンプルなお話ですね

・・んで、星の影響を考えたり、未来予測をするときに、この星の影響と因果の考え方がすごく重要になるのです

「トランジットの火星がAsc(アセンダント)にハードにアスペクトすると怪我をする」

・・といったように 「星の影響を出来事に直接むすびつける考え方」がありますが、それはちょっと違うよ、と言いたい

星が作り出すのはあくまでも因果の"因"の部分にすぎません

上の例でいうなら、トランジット火星がAscにハードにアスペクトすることで

心理的に怒りっぽくなったり、せっかちになったり、心理的に焦るなどの "因" を生みます

でもそれが必ずしも「怪我をする」という出来事として結実するとは限らないのです

星の影響で怒りっぽくなって喧嘩するかもしれないし、焦ってつまずいて怪我をするかもしれない。

でもその時間に寝ていたら？ 何も起こらない可能性が高いですよね!?

このように、星が生み出す"因" がどのように"果"として具現化するかは無限の可能性が考えられるのです

昔の占星術にありがちな考え方ですが、
「星がこういう配置のときは、こういう出来事が起こる」と考えてしまうと本質を見誤ることになります

×星→出来事　ではなく、

○星→心理(因)→出来事(果)　と考えるほうがより正しい

星の影響によって、
どのような"因"が生まれ、それがどのような"果"となって現れたのか？

この一連の流れを見抜くことこそがとても大事なんです

未来予測するときも同様、

星の時計が指し示すのは、恋愛や結婚へ向かうような流れ(因)が生まれるということであり、

具体的な恋の成就や結婚という出来事(果)として現れるかどうかはご本人の意志や、環境にかかっています

それが「星を生かす」ってことであり、流れに乗ることを意味するのです

大切なことなので最後にもう一度言いますが、

星が生み出すのは、因果の"因"の部分ですよ　これを忘れないでくださいね＾＾

(余談になりますが・・・
過去のいくつかの記事で、この世界は「情報宇宙」と「物理宇宙」で成り立つことを書きましたね

情報宇宙っていうのはどこか遠い場所にあるものではなく、今わたしたちがいるこの場所が情報宇宙であり物理宇宙です　　
（情報宇宙の抽象度がもっとも低いところが物理宇宙でした)

情報宇宙、物理宇宙の観点からみれば、
情報宇宙で生まれた "因" が、物理宇宙において "果" として結実するということなのです）