ホロスコープの火星と運命の男性

西洋占星術, 理想の男性像, アニマ, アニムス

● A子さんの例

ある知人の女性(A子さんとする)の話ですが、

A子さんのホロスコープでは、しし座の火星が さそり座の金星に対してスクエアをとっていました。

で、A子さんはけっこうな男性嫌悪に陥っていたんです。

言い寄ってくる男は、自己演出が激しくて強引なタイプが多かった。
これみよがしにプレゼントを渡してきたり、謎に自信に満ちていたり、街中で急にナンパしてきたり・・etc

たとえば実際にA子さんと駅で一緒にいるときに起きた出来事で、今も覚えているのですが、

サラリーマン風の男性がA子さんの肩を叩いて「これから新橋で飲むからどう？」と言ってそのまま去っていった・・　A子さんはしばらく呆気にとられていました。

この状況はまさに

A子さん(さそり座♀)に対して、謎の自信に満ちた男性(しし座♂)がスクエアをなげかける瞬間でした

その他にもA子さんに言い寄ってくる男性は、きまって自己陶酔が激しかったり強引だったりするんですね・・・

(もちろん、しし座火星の男性イメージは全部そんなわけじゃないですよ(汗)
スクエアなので、良くない形で現れた場合、と考えてくださいな)

当然、A子さんはそういう男性を嫌っていました。

つまりA子さんにとってホロスコープの火星は、"嫌いな男性像"になっていたんですね。

(※ 金星-火星スクエアの女性は、必ずしもこうなるとは限りません。A子さんの場合はさらに土星が月に対してスクエアをかけており、男性性が女性性をことごとく圧迫する配置だった。A子さんの男性嫌悪はこうした点も大きいと思います)

● 火星は「理想の男性」とは限らない

女性のホロスコープにおいて、

火星は理想の男性像を表す

ってよく言われますね。

でも、"理想の"　はつけないほうが良いのかもしれない。

とういのも、本人は必ずしもその男性像を"好き"だとは限らないから。

そうではなく、

ホロスコープの火星は、

男ってこういうものだよね、というイメージ

・・といったほうが正確です。

天体配置やアスペクトなどによっては、火星は「理想の男性」などではなく、むしろ「嫌いな男性」にもなりうるのです・・

自分のなかの男性イメージを「男らしくてステキ!!!!!」って思える人もいる一方で、「まったく男ってヤツは・・・」ってなる場合もあるよってこと。

こういう男性イメージがあると、現実での恋愛でも、なぜか嫌いなタイプに言い寄られる、ということが起こりやすくなります。

ホロスコープを現実世界に投影しちゃうわけですね〜

ちなみに、ホロスコープの火星ー金星がスクエアの女性は、
中性的な男性を好きになることが多いと言いますが、

その理由は、スクエアで対立する自身の女性性と男性性を統合していくと、おのずと中性的な男性イメージになっていくのかな〜なんて考えています。

(ただしこれもひとそれぞれで、「強引な男性が男らしくて好き!!」っていう現れ方をする場合もあるでしょう)

恋愛がうまくいかない！ 好みでない男性ばかりが寄ってくる！ といった悩みがある女性は、ご自身のホロスコープの火星の状態をチェックしてみると気づきがあるかもしれませんね〜

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そしてそれが理想の男性像か？　むしろ苦手なタイプか？　チェックしてみてくださいね

10年くらい前に作った診断だけれど、"理想の"　っていう箇所を直したほうがいいかもなぁ・・