生きる道は、天によって完璧に決められていて、完全に自由だ


目次
沢庵和尚はこう言った
「生きる道は、天によって完璧に決められていて、完全に自由」
これは、漫画『バガボンド』のなかで、
沢庵和尚が、宮本武蔵に向けて言ったセリフです。
沢庵は、武蔵にむけて静かに語り出します。
仏の道とは、見たくない人の姿を見せつけられる旅だったと。
誰も救えない。誰も導けない。
そんな自らの姿に絶望していたとき、彼は声を聞いたのだった。
・・どこからの声? 彼は天を指さした。
[以下、緑色の文字が引用となります]
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
もしも生まれた甲斐があるのだとしたら、
もうどうなとしてくれ、
ただそれを受け入れる

ーー扉が開いた
長いこと閉ざされていた扉が一斉にーー

自由とはこれだった 今まで知っていた自由は別のものだった
人 は 無 限 だ
それぞれの生きる道は、天によって完璧に決められていて、
それが故に完全に自由だ
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[引用終わり]
・・とまぁ、こんな感じのことを言います。
この言葉、すぐにはピンと来ないかもしれません。
武蔵も、生きる道が完全に決められているなら不自由この上ないじゃねーか、と混乱したりします。
けれど人は絶望の底で、エゴを手放し、すべてを委ねたとき、圧倒的な光に包まれたり、悟り体験をすることがあります。
沢庵に起きたことも、それに近いのだと思います。
占星術も同じかもしれない
ここからは私の解釈ですが…
占星術で考えてみると分かりやすいかもしれません。
星は私たちを制限しない
沢庵和尚のセリフを読んだ時、占星術と同じだ!と感じました。
我々は、生まれた瞬間の天体の位置に、ホロスコープに、生きる道を決められているのかもしれない。
でも星は私たちを制限しません。
星の配置は変えられないけれど、
しかしそれでも、完全に自由なのです。
星の意味づけは変えられる
なぜなら、星の配置は同じでも、その意味づけはいくらでも変えることができるから。
友達の女性Oさんは、
さそり座の金星に、しし座の火星がスクエア(90度)、という配置をもっていた。
この配置に暗示されるように、Oさんが街中でナンパされてるのを何度か見たことがある。
Oさん、じつは男性嫌悪があり、急にナンパされたり、急にアプローチしてくる男性がめっちゃ苦手なのであった。
で、ずっと恋人を作らずにいたわけだけど…
ここで、「あぁ…自分はホロスコープに示されるように、強引な男性にばかり言い寄られる星の下に生まれたの…?」
・・なんて思う必要はまったくない。
しし座系男子は推しが強くて傲慢で、自分勝手な人ばかりではない。(当たり前だけど💦)
オシャレで上品な男性が、急に迫ってきて、ときめく!みたいな素敵な現れ方だってあるわけだから!

占星術師Yoda
ちなみに、チャネリング存在のバシャールも「本人の波動によって星の象意の現れかたが変わる」と言っています。
同じホロスコープでも、どんな波動でそれを生きるかによって、体験はガラっと変わるのです。
魂の声を聞いたら…
Oさんの魂の波動を観察した。その波動を言語化するとこうだった。
「愛を知りたい」
・・あぁ、だからしし座火星スクエアなのかと思った。
つまり、男性嫌悪の彼女には分厚い壁があるのだけど、
それを突き破ってきてくれるひとを、魂レベルでは求めているんだと、そのとき分かった。
そのためにはトラインじゃなくてスクエアの威力が必要なんだ。
完全に自由
・・さて、星の配置をどう具現化させるかは、自分で決めていい。
そしてどんな人も、可能性は無限。
「生きる道は、天によって完璧に決められていて、それが故に完全に自由」
・・沢庵和尚のこの言葉は、占星術を学ぶ私たちにとって道しるべになる。
星に導かれながらも、私たちはいつでも自由であり続けられるのだから。
沢庵和尚のいう「天」と、私たちが読み解く「ホロスコープ」。
それらはきっと同じものを表してる。
そして生きる道を選ぶのは、常にわたしたち自身です。
あなたのホロスコープは、すでに完璧で、
どう生きるかは、完全に自由。
この宇宙(そら)の下で、あなたはどんな人生を生きたいですか?
参考記事: