エドガー・ケイシーの占星術観② 〜あなたの魂はどの惑星から来た?〜


目次
エドガー・ケイシーの占星術
>>前回のコラムでは、エドガーケイシーの占星術観を書きました。
彼によると、それぞれの魂は、転生と転生の間で、いろいろな惑星に滞在するのだといいます。
あなたは過去生で滞在していた惑星が、どんな影響を今世にもたらすか?知りたくありませんか?
今回は、ケイシーのリーディングをもとに、各惑星滞在の意味や影響を解説します。
魂が過去に「滞在した惑星」とその影響
☉ 太陽に滞在していた魂
🌟 象徴:創造力・意志・霊的中心・光
ケイシーは太陽を「魂の根源」「霊的中心」「生命の意志」と見ており、太陽を通ってきた魂は、非常に強い自己意識と目的意識を持っていると述べています。
🌀 滞在の影響:
- 「内なる光」の意識が強く、自己表現や創造力に優れる
- 自分の進むべき道(ミッション)への衝動が強い
- 自信過剰や“自我の肥大”という影のテーマもある
ケイシーはこう言います。
「太陽を通ってきた魂は、強烈な意志と目的を携えて地上に降りる。だがその光が強すぎると、自らを燃やすこともある。」
☽ 月に滞在していた魂
🌙 象徴:感情、習慣、記憶、母性
月もケイシーのリーディングでは明確に登場します。月にいた魂は、感情・記憶・直感的な力が強く、“癖”や“無意識の反応”に大きな影響を受けやすい。
🌀 滞在の影響:
- 感情が深く、繊細で受容的(ただし反応的になりやすい)
- 過去に執着しやすい(魂の“情緒的記憶”が残る)
- 強い母性的性質・保護本能
- 無意識のパターンを手放すことが課題
ケイシーはこう言います。
「月の波動は、感情的な“過去の影”を照らすもの。月に滞在してきた魂は、過去にとらわれる傾向を克服する必要がある。」
☿ 水星に滞在していた魂
🧠 象徴:知性・思考・言語・伝達・学習
水星に滞在してきた魂は、「知る」「伝える」「分析する」ことに関して高い能力を持ち、思考が速く、情報を取り扱うことに長けています。
🌀 滞在の影響:
- 思考が速く、論理的・言語的センスに優れる
- 教えること・学ぶことに自然と惹かれる
- 頭でっかち・感情を置き去りにしやすい面も
ケイシーはこう言います。
「水星に滞在してきた魂は、かつて教師・書記・学者として活動していた可能性が高く、知識を伝えることを今生でも求める。」
♀ 金星に滞在していた魂
💗 象徴:愛・美・調和・芸術性・感受性
金星の波動を受けてきた魂は、美と愛、調和に強く惹かれ、人間関係や芸術性に深く関わる傾向があります。
🌀 滞在の影響:
- 芸術性、美意識、感受性に恵まれている
- 愛情深く、対人関係での繋がりを大切にする
- 理想が高く、現実逃避や感情依存に陥りやすい
ケイシーはこう言います。
「金星に滞在してきた魂は、“調和の波動”をよく知っている。だが地上の不協和に対して過敏にもなる。」
♂ 火星に滞在していた魂
🔥 象徴:意志・行動力・闘争・衝動・怒り
火星の影響を受けた魂は、強いエネルギーとリーダー的な性質を持つ一方で、攻撃性や衝動性をコントロールする学びがテーマになります。
🌀 滞在の影響:
- エネルギッシュで、即断即決・行動的
- 闘争的・勝ち負けにこだわりやすい
- 怒りや衝動の扱いが課題となることも
ケイシーはこう言います。
「火星に滞在してきた魂は、闘いを知っている。しかし今生では、“力を愛に変える”ことが課題となる。」
♃ 木星に滞在していた魂
🌈 象徴:理想・拡大・寛容・信仰・導き
木星に滞在してきた魂は、精神性・理想・哲学的探求心を備え、人々を導く力を内包しています。
🌀 滞在の影響:
- 寛容で精神的視野が広い
- 教える・導く・育てることに喜びを見いだす
- 理想主義が強く、現実感を失うこともある
ケイシーはこう言います。
「木星に滞在してきた魂は、“真理を広める者”としての使命を帯びている。」
♄ 土星に滞在していた魂
⛰ 象徴:試練・責任・制限・カルマ・忍耐
土星の影響を受けてきた魂は、深いカルマ的テーマや人生の重さと向き合うことを選んで生まれてくる傾向があります。
🌀 滞在の影響:
- 責任感が強く、コツコツと努力を重ねる
- 人生に“重さ”や“制限”がかかりやすい
- 試練を通じて深い成熟を遂げる
ケイシーはこう言います。
「土星に滞在してきた魂は、“霊的な大人になる”ための学びを、あえて選んで地上に降りてくるのだ。」
♅ 天王星に滞在していた魂(参考まで)
⚡ 象徴:独立、革命、変革、覚醒、電気的直感
ケイシーのリーディングでは天王星への直接的な言及はほぼありませんが、「変革・閃き・個性の覚醒」などの象徴から、魂の自由意志や進化的飛躍との関係性が想定されます。
🌀 滞在の影響:
- 常識にとらわれない革新性・独創性を持つ
- 伝統や権威に対して反発的になりやすい
- 極端な変化・突然の人生転換を体験しやすい
補足的な解釈:
👉「天王星に滞在していた魂は、“集合意識の変革”に関わる者。個人の枠を越えた進化の波を持ち込む可能性がある。
♆ 海王星に滞在していた魂(参考まで)
🌊 象徴:神秘、夢想、霊感、境界の溶解、芸術的インスピレーション
ケイシーによる明確な言及は少ないものの、「霊的直感」「幻想性」「共感の広がり」など、より高次元の感受性との関係が推察されます。
🌀 滞在の影響:
- 非常に繊細で霊的・芸術的インスピレーションに恵まれる
- 現実と幻想の境界が曖昧になりやすい
- 依存・逃避・犠牲的傾向が出やすい
補足的な解釈:
👉海王星に滞在していた魂は、“神との一体性”を求めて生まれてくるが、同時に地上的現実とどう折り合いをつけるかに葛藤を抱える。
♇ 冥王星に滞在していた魂(参考まで)
🕳 象徴:死と再生、根源的変容、カルマの核、無意識の力
ケイシーが冥王星に直接言及した例は確認されていません。しかし占星術上は「魂の深層を揺るがす再生エネルギー」として扱われることが多く、最も深いレベルの“進化的変容”と関わる惑星とされます。
🌀 滞在の影響:
- 生まれながらにして深い闇と光、両極を内包している
- 破壊と再生の人生サイクルを経験しやすい
- 集団的カルマや先祖の課題を引き受けるケースも
補足的な解釈:
👉冥王星に滞在していた魂は、“魂の死と再誕”を乗り越えた存在。今生でも変容を通じて他者の目覚めに関わる可能性がある。
(⚠️注意:トランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)については、ケイシーが明確に語った内容ではなく、彼の世界観を尊重しつつ、西洋占星術の象徴的知識とのハイブリッド的解釈になります)
さて、あなたの魂はどこから来たのでしょうか!?
✔ あなたの魂の履歴に気づくためのセルフチェックリスト

占星術師Yoda
👇 YESが多かった惑星が、あなたの魂が滞在していた可能性がある領域かもしれません。
☉ 太陽に滞在していた魂
- 自分の使命や役割を強く意識している
- 人前に立つことが自然と多い
- 「自分らしくありたい」という欲求が強い
☽ 月に滞在していた魂
- 感情の波が大きい/人の気分に影響されやすい
- “母性”や“守ること”に自然と反応する
- 思い出や過去に強い愛着を持ちやすい
☿ 水星に滞在していた魂
- 本を読む/教えるのが好きだ
- 言葉や言い回しにこだわる
- 常に頭が忙しく、思考が止まらない
♀ 金星に滞在していた魂
- 美しいものに心が震える
- 調和のない環境がつらい
- 愛されたい気持ちが人一倍強い
♂ 火星に滞在していた魂
- じっとしていられず、すぐ動き出す
- 怒りっぽい・短気と言われたことがある
- 勝負ごとや競争に燃えるタイプだ
♃ 木星に滞在していた魂
- 人生に意味や哲学を求めがち
- 教える・導く立場に自然となりやすい
- 「なんとかなる」と楽観的に捉える傾向がある
♄ 土星に滞在していた魂
- 自分に対して厳しくなりがち
- 責任感や義務感で動くことが多い
- 「人生ってしんどいもの」と感じることがある
♅ 天王星に滞在していた魂
- 集団より“個”を大事にしてしまう
- 突然のひらめきで行動を変えることがある
- 自由を制限されると非常にストレスを感じる
♆ 海王星に滞在していた魂
- 空想・イメージ・夢の世界に浸るのが好き
- 他人の感情を無意識に吸収してしまう
- 地に足をつけるのが苦手と感じる
♇ 冥王星に滞在していた魂
- 人生で何度も“破壊と再生”のような変化を経験している
- 影の部分(嫉妬・支配・恐れ)に敏感
- 周囲から「影響力がある」と言われることがある

クォッカちゃん
ぼ、ぼくの魂、火星には滞在しなかったと思う。争いごと苦手だし…。月とか金星を通ってきた可能性はかなり高そう…
・・ケイシーによれば、魂は星々を旅しながら成長していきます。
今生のあなたの個性は、もしかすると、かつて宇宙のどこかで培った“記憶”なのかもしれません。
星々の記憶に、ふと耳を澄ませてみませんか?
参考記事: